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日本人細かすぎて嫌われる [その他]

●日本人は「口うるさい客」
 世界のマーケットで進む“日本外し”の動き

メーカーなど企業の部品調達や
購買業務のコンサルタントも担う経営評論家の坂口。
最近「抜港」という
「日本の港に寄ってくれない外国船」
が増えてきたと問題提起した。

「中国からアメリカに行くときに、これまでは日本に寄っていたが、
 ぶっちゃけ日本儲からないから、
 日本を外しちゃって韓国とか違うところに寄って、
 アメリカに行こうみたいな動きがすごくある」

と述べ、その原因のひとつに
日本人の「杓子定規さ」を指摘する声が多いと明かした。

坂口が聞いて驚いた話として、
東日本大震災の際にとある被災地に建てられた仮設住宅をめぐって、
最終確認の段階で「釘の色が1本違う」という理由で
「全部、作り直せ」と言われたというエピソードを披露。
「ものすごい緊急事態にも関わらず、
 日本って同じものをずっと作り続けて、生産し続けよう」
とする性質があると述べた。

ほかにも
「レーズンパンでも、世界の中で
 レーズンのへたというか細かい黒い線があるんですが、
 あれを取らないと消費者に売っていない国って日本だけ」
と語り、
「こんなことやらせているのに、供給難とか笑わせますね」
と取引先に言われたと言及。
世界では
「すごく口うるさいような消費者として日本人は映っている」
と明かした。

日本独特の規格の細かさや融通の効かない慣習があっても、
これまでは高く買い取る“上客”だったが、
今では様々な分野で「買い負ける」ことが増えており、
海外勢からすると日本は“避けたい面倒な客”になりつつあるという。

坂口は、今後も世界で生き残っていくには
「企業と消費者、両方が考えるべきタイミング」だと警鐘を鳴らした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c2bd7dd8b205b87f662e74869df38d126943fef2

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誰かの仕事に過剰なサービスや完璧さを求めることが、
自分の仕事のしんどさや給料の低さに直結している。
そのことに気づいて欲しいし、気づいている人も多いと思うので
意識を変革し行動で示していって欲しい。
負の連鎖をこれ以上続けるわけにはいかない。
せっかく持って生まれた勤勉さや生真面目さは、
正しく使って豊かさ生き易さに向かうべき。

あと東日本大震災で、
ペットボトル水の蓋が本来の色のものがメーカーに供給されないからと、
たったそれだけのことで出荷が滞り、
そんなもん緊急時だから何色でもいいだろ!という世間の声で、
ようやく出回った記憶がある。
それにしても日本の衰退を象徴するような話ばかりで
情けないやら寂しいやら。
政治も酷すぎるから、このままなら日本は緩やかに死んでいくのだと思う。

スーパーで売ってる野菜や果物とかでも
植物とは思えないほど均質化されたものばかり売ってるよね
もちろん規格外のものは安売りされたり漬物やジュースにされたり
完全に無駄になってるわけではないと思うが
消費者が意識を変えるべきであることは間違いないだろう

そりゃお客様は神様とか言ってる客とか嫌だよな

良い事じゃん
日本企業も安物の粗悪品ではなく
商品の品質を確保したモノづくりをしてほしい

品質を求めて何が悪いんだよ

日本人は品質の良い日本製に慣れちゃってるからなぁ
まあその品質は過酷な労働状況で成り立ってるんですけどね

性能にそこまで誤差がないのに
こういうコマかくクレームつけることは
カネにならない仕事が増え、そのまま生産性の低下に直結、
つまりは経済成長しない遠因にも繋がる話だな
それを回避するためには、
そろそろ一部クレーマーは切り捨ててもやむなし
ある程度は我慢させる流れに持ってった方が、実は社会は豊かになる
みたいな考えの方がメンタル的にも健全化されていきそうではあるのかね

これ本当にありますよね。
日本以外のお客さんは通常の仕様書のみで買ってくれてますが
日本の会社は(特に大きい会社になるほど)
本質とは関係ない細かい仕様書を提出させられて、
そのくせ安くしろと言ってきます。
追加の仕様書を作成する時点で工数かかっているので
海外のお客さんに比べて高く売って価格転嫁しています。
当人たちは追加の仕様書を
無料で作成してもらっていると思ってるのでしょうけど。

食品を輸入している商社のQCをやっていますが、
これはすごく実感してます。
顧客の要望に合わせた規格を海外で要求すると
平気で「なら買ってくれなくても良い」と言われてしまいますし、
軽微な異物混入苦情(例えば剥き枝豆に鞘の欠片が1つ入っていたとか)
を顧客から言われてそれを海外のメーカーに言うと
「いくつ入っていたのですか?1ケースから1個みつかっただけ?
 たったそれだけしか入っていなかったと言う事は、
 うちの工場の検品スタッフはとても優秀と言う事です」
と笑われてしまいます。
日本では、異物などのクレームについて
「何万パックの中の1つの不良でも、お客様にとっては1分の1の事、
 真摯に対応しなければダメだ」
と教わります。確かにとても真摯でお客様目線の対応ですが、
これ海外ではほぼ通用しません。それが現実なんですよね。

今年タイに行って工場視察したら素晴らしい工場で
是非見積もってほしいものがあります、と言うと
「日本企業はたくさん来たけど決まった試しがないんですよ」と言われ
欧米やタイ国内に進出している企業への見積もり価格では
日本はまず買ってくれないそうです(そのくせ品質にはうるさい)。
実際びっくりするほど高かった。
日本の大企業は価格を上げて、購入部品の価格も上げて、
ひいては日本人全体の給料を上げないと世界から取り残されるよ。

日本人の多くは世界と交わらない生活をしてるし、
実際それが出来ちゃっているので、
そこで流通する商品やサービスに対する常識が
どんどん特殊なものになっていってしまっている。
世界のそれとは大分かけ離れてしまっている。
しかも大多数の人はそれが特別なことであるという認識すら無い。
海外から見れば、そんな厄介なところは
出来れば避けて通りたいと思うのは道理である。
世界は日本のためには変わらないので、
これは日本の側から変わらない限りは
今後もこのような流れはより強まるだろう。
だって海外勢から見ればそこまでするメリットは既に無いもん。
もはや上顧客でもないし、
この先も市場規模は成長しないことが分かってるし。
残念だがもう我々日本は、
その程度の国に成り下がってしまっているのだよ。

几帳面な日本人って美徳のように語られるし
実際それがメリットになる部分も大きいけど
デメリットも多いんですよね…。

日本人は性格面で細かいですね。
もちろんソレが品質を上げて高サービスに繋がっているのも事実だけど、
給料が上がらない30年問題で「何でも安い国」となり、
金を払わないのに細かくてウルサイ・・・
と評価される国になった面があると思う。

日本では
消費者が求めているから
と言われがちだが、生産者の思い込みも大きいと思う。
野菜の形なんかは
贈答品以外はどうでも良いと思っている人は多い。私もそう。
後、日本製が売れないのは
値段もあるけど、
無駄な仕様が多く、その分値段が高くなり海外製に競り負ける。
単純にその機能を果たすだけの商品が少ない。
また、聞いた話だが、
日本企業は商談の際、その場で断言せずに
交流を持って親しくなろうとするらしい。
商談だけがしたいのに
その時間が無駄でやりにくいと海外企業からは嫌われがちだそうです。
独特なんですよね、日本って。

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