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辛い経験が後で役立つとは限らない [その他]

前職も現職も日系大手なので
周りは小学校から私立で大学は早慶以上とか
地方の地主や開業医の家柄でコネ入社とかばっかりだった。

私はど田舎の超複雑底辺家庭出身で、
そこから這い上がってきたんだから
ハングリー精神で出世できる!って新卒時は思ってた節があった。

でも蓋を開けてみれば、
家族仲が良くて裕福な家庭で育った子って自己肯定感が強くて、
少し失敗してもどんどん新しいチャレンジするし物怖じせず発言する。
家族に倣うのか、色んなコミュニティに属するからか
コミュニケーション能力高くて人脈も豊富。

はっきり言って
良いところ坊ちゃん嬢ちゃんと思ってた子たちが
人生経験豊かで仕事もすごいできるってことが多々あった。
親の離婚や破産、その他ここには書けないような辛い経験してきたけど、
仕事する上ではあまり役に立ってないな。
ソーシャルワーカーとかカウンセラー、活かせる仕事もあるんだろうけど、
共感しすぎて私まで一緒に沈んじゃいそうだし。

だから娘には色んな経験はできるだけさせてあげたいけど、
辛いことはできるだけ回避してあげたいと思ってしまう。
辛い経験が全く役に立たないとは思わないけど、
そんな経験なしでも幸せに生きてる人はたくさんいるし、
そっち側の人間になってほしい。

彼ら本当にモチベーションが高くて長続きしますよね。
こっちが目標達成して息切れして休憩してる時に
涼しい顔で次の目標に取り掛かってる感あります。

「会社のため」に成果出せる人は出世しますね。
「自分のため」に成果だしてもイマイチ。

彼らは会社のために成果を出す方法を人生の中で学んできてるし、
努力もできる人種なんですよね。

苦労は買ってでもしろといいますが、
しなくていい苦労って沢山あると思います。
ハングリー精神も過ぎればバランスを崩します。
結局、生きにくさは大人になっても消えません。

家柄はお金で買えない。

まっすぐスクスク育った人は、
ここぞという時の割り切りや馬力がちがうなあ、と思います。
文学やアート関係であれば
機能不全家庭出身や毒親育ちが燃料になるけど、
一般の社会生活ではマイナスにしかならない。

私が慶應の内部生に対して
高校時代ものすごい偏見を持ってたのと似てる気がする。
ボンボン=性格悪く根性無い、は
完全にドラえもんのスネ夫に影響された幻想で、
私が知り合った慶應の内部生たちは、
性格優しくガッツに溢れる自己肯定感強い良い奴らでした。

でも世襲やコネが世間に蔓延しているわけですが、
ここ30年日本は政治も経済も衰退の一途ですよね

家柄が良かろうがお金があろうが常に安泰ではないんだけどね。

人生経験値が違うからな
旅行?修学旅行に行ったくらいという底辺と
夏と冬には必ず海外旅行に行ってました!という二人が
同じ時間の流れで同じ経験値を得るわけないからな

ハングリー精神がある=実力がある、ではないんだよね
会社で求められるのは仕事ができるかどうかであって
ツラい過去を乗り越えた経験の有無なんかではないんだ

そのボンボンだって辛いことぐらいあっただろうよ
ボンボンはボンボンの中で階級だのマウントだのあるんだから
金持ちは苦労してないって思い込みがあれなんじゃないの

貧乏人ほど
努力は気持ち(ハングリー精神等)ですると思ってるよな
努力は気持ちでは続かない
努力は環境によって作られるし
その環境の作り方を貧乏人は知らない

金があるからより高度な教育などを受けられるし
生活に余裕があるから色々な体験ができてそれは経験になる
実家が金持ちだから
多少の失敗をしても挽回できるという精神的な余裕も生まれる
実家が裕福というのは大きなアドバンテージ

他人の頭の中を勝手に決めつけるな。
いちいち生育環境を確認したり調査したわけでもないだろうに、
涼しい顔している人がほんとに楽々仕事してるわけでもないし。
自分に見えてる小さな環境にいる少人数のグループの中で
自分だけが苦労してきた、と思ってるんだろうな。

先入観と実際の能力の乖離か
現実なんてそんなモンだろ

http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52261548.html

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