安楽死実行か？医師２人逮捕

京都市で昨年１１月、
難病の筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）で
在宅介護を受けていた女性患者（当時５１歳）が
搬送先の病院で死亡する事件があり、
京都府警は２３日、女性から依頼を受けて薬物を投与し、殺害したとして、
仙台市内の開業医（４２）と東京都内の医師（４３）を
嘱託殺人容疑で逮捕した。
２人は女性の主治医ではなく、ＳＮＳを介して女性と知り合ったとみられ、
府警は経緯を慎重に調べる。

捜査関係者によると、２人は昨年１１月３０日夕、
京都市中京区の女性宅を訪れ、女性に多量の薬物を投与し、殺害した疑い。

女性はマンションで一人暮らしで、２４時間体制で介護を受けていた。
昨年１１月、２人が女性宅を訪れた後、意識を失っている状態で見つかり、
搬送先の病院で死亡が確認された。
通報を受けた京都府警が調べたところ、体内から薬物が検出され、
防犯カメラ映像などから２人を特定した。

女性は周囲に「安楽死させてほしい」と話していたといい、
府警は、２人が女性から頼まれて殺害したとみて、経緯を調べる。

ＡＬＳは体を動かすための神経に異常が生じ、
全身の筋肉が動かせなくなる進行性の難病。
最終的に呼吸が難しくなり、
人工呼吸器を使わなければ生存期間は２～５年とされる。
病状の進行には個人差が大きく、根本的な治療法は見つかっていない。
厚生労働省によると、国内の患者数は９８０５人（２０１８年度末時点）。

https://news.yahoo.co.jp/articles/45c8c2770d95631b829bee083195ed418c6334fa

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これまで日本であった人工呼吸器外し関連の事案と異なり
・担当医ではない
・死が目前ではない可能性がある患者
・赴いて致死的薬物を投与
・医師2人で行い、1人の判断ではないと示す
など、海外で行われる安楽死に近いものを
行った可能性があると考えられ、議論を喚起するだろう。
気がかりなこととして、様々な病気の進行期や終末期はあまりに悲惨で、
なぜ安楽死が認められないのかという論調を見かけることがある。
安楽死の言葉はよく知られている一方で、
患者の苦しみを和らげる緩和ケアという手段があり、
すべての病者が耐え難い苦しみの中で
最後の時間を過ごしているわけではないこともまた周知が望まれる。

母親を治る見込みもなく一年間の闘病の末に亡くしました。
日に日に弱って行く姿を病院に見に行く毎日が辛かった。
常に痛みで顔が引きつり、最後のひと月は
会話はおろか、身体を動かす事も出来ずに旅立っていきました。
亡くなった瞬間に優しく穏やかな、
元気だったあの頃の顔に戻ったのを見て、私はただただ、
母ちゃんごめん早く楽にしてやれなくてごめんと
泣きじゃくる事しか出来ませんでした。
病気は家族みんな辛いです。

想像にすぎませんが、身動きもできず、治る希望もなく、
ただ苦しいだけなら死にたいと思うかもしれない。
医師の方も違法であることは承知の上で、
あえて罪を被る覚悟をもって決断したのではないだろうか。
医療の発達はありがたいことだが、一方で死にたくても死ねなくて
苦しみが長引くという問題も生み出している。
特定の不治の病については
安楽死を認めるよう法改正をしたほうがよいのではないだろうか？

金銭的にも介護側の人生も食い潰していくし、
本人が望むなら、そういう選択も認められていいと思うけどなぁ。

医師も悩んだ末の結果でしょう。
こういった難病は本人にしか分からない苦痛がある。
時には生きてる方が辛いと思う方もいるでしょう。
こういう時に安楽死という選択を認めないことは、
違った意味で人権を侵害していると言えるのではないでしょうか。

安楽死に肯定的な意見が多いが、仮にこれを良しとした場合にも
それはそれでまたいろいろな問題が出てくるのではないかと思う。
すでに尊厳死安楽死を行っている諸外国の様子を参考にしたりしながら
より良い方向にこの物事が向かっていくといいと思う。