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巧みに行われる議論のすり替え [その他]

恋人のちょっとイラッとくる言動。

ちょっとこうして欲しいって言っただけで
「俺が何もしてないみたいな言い方すんなよ」
とか言われて、
そんな風に受け取らないで欲しいと言えば
「機嫌悪くない?八つ当たりすんなよ」
とか言われ、
それでこっちがもういいって引いたら
「なんでそんな突き放した言い方するん!?」
て怒り…。
2分後には「今日暑かったね~」て勝手に水に流され、
なんかもう疲れた。

 イラッで済むの?
 自分なら無理

 彼氏めんどくさっw

その都度言い返してるし
私が怒った態度取ると途端に弱々しくなって御機嫌伺いしてくるから
まだ大丈夫かな、と。しかし疲れる。
ちょっと自己愛性パーソナリティ障害入ってるというか、
端的にちょっとモラハラだからクソめんどいんだけど
妙にヘタレだからまだ私の方が多分優位に立ってると思う。
生理前のイライラの時は
ほんっっっっっっっとイライラするから無理!てなる。

 相手の主張に対して、
 内容には触れずに論者の感情面や態度を批判することで
 相手を黙らせる(話をそらす)手法があるらしい
 トーンポリシングと言うんだけど彼は無意識にそれをしてる
 これやればどんな口喧嘩にも勝てちゃうけどとても失礼なやり方

そのトーンポリシングというものを知って
首がもげるくらい頷いたとこだよ!
今度やられたら話題を逸らさないでとちゃんと言おうと思ってる。

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●トーンポリシングとは

トーンポリシングとは、主張の内容よりも
言葉遣いや態度を非難する議論のすり替えによって
相手の発言を封じようとする手法のことを指します。
英語のtone(トーン、口調、話し方)と、
policing(ポリスする、取り締まる)とを組み合わせてつくられた
造語と言われています。

トーンポリシングは、対等な関係では起こりにくい傾向にあります。
上司・部下、男性・女性、教師・生徒、差別者・被差別者、
といった上下関係において「困っている当事者」が
「困っていない非当事者」からトーンポリシングを受けやすいのです。

・トーンポリシングしてはいけない理由

本筋の議論から離れ、口調や態度、服装やその他理由を盾に
相手の発言を押しとどめようとするトーンポリシングですが、
なぜいけないのでしょうか?

それは、本来議論するべきポイントをうやむやにして
議論ごと潰してしまうことで、
偏見や改善すべき現状が消されてしまうからです。

トーンポリシングによって「主張が潰された」経験を積んだ人は、
安心して素直に発言をできなくなり、
「自分が主張しても誰も聞いてくれない」
と思い込むようになってしまうのです。

・トーンポリシングがもたらす学習性無力感

トーンポリシングによって論点がすり替えられ主張を封じられていくと、
「何を言っても無駄だ」という無力感を学習してしまいます。
それを学習性無力感といいます。

学習性無力感は、支配する立場からしたらとても都合のいいツールです。
相手をその都度制御しなくとも、
自らリミットをかけて大人しくしてくれるのですから。

トーンポリシングの最大の問題はここにあります。
だれかが声をあげたとき、本来議論されるべきことは議論されず、
その主張を封じることで、封じられた相手は無力感を感じます。

「会社に相談しても意味がない」
「親に打ち明けても聞いてくれない」
「恋人に伝えても変わらない」
「政治に参加しても社会は良くならない」
「自分にできることは大したことない」

このように感じていることがあるとすれば、
それはあなたが今までの経験で無力感を学習している証拠です。
そして無力感学習をしっかりと履修して卒業してしまった人々は、
枠からはみ出ない、人と違うことはしない、チャレンジしない、
より良いものを望まなくなるのです。

さらに困ったことに、学習性無力感の卒業生は、
チャレンジする人の妨害もします。
「世の中はそう甘くない」「やる気があるのは若いころだけ」
「やっても変わらない、だって自分がそうだったから」
などの自分の事例を証拠に、ほかの人の一歩をよかれと思って静止します。
このように学習性無力感はどんどん広がり、
現状維持の人が増えることは社会的マイナス効果に他なりません。

・感じることはすべて正しい

感受性を押し殺して生きることはボタンのかけ違いの始まりです。
もしあなたが感情込みで訴えたいことがあるのであれば、
トーンポリシングに屈しないでください。

自分の感受性を大切にすること、
心の安全を保つこと、無力感を学習しないこと、
これらのポイントによって自分のやる気を奪わせないことが大切です。

自分のやる気を確保できたら、人のやる気も奪わない配慮をすることで、
まだまだ世の中は良くなります。

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