SSブログ

郵便局もうめちゃくちゃ [その他]

3月5日午後2時ごろ、関西の郵便局内で20代の男性配達員が自ら命を絶った。
この日の午前、男性はバイクで配達中に車と接触事故を起こしていた。
上司から報告を求められた後に姿を消し、局内の片隅で発見された。

複数の同僚は、男性が上司から
残業時間の多さなどを叱責される姿を何度も目撃していた。
「『次にミスをしたら進退を考える』との念書を書かされた」。
昨年末、男性は同僚の1人に明かしていた。

配達員が事故を起こせば、局内で報告会議が開かれる。
事故原因について説明が求められ、幹部から厳しく糾弾される。

事故後、局に戻ってきた男性は涙を流して取り乱した様子だったという。
「朝には冗談を交わしていたのに…。
厳しい指導が彼を追い詰めたのではないか」。
同僚男性は悔やむ。

・“時短ハラスメント”が横行

営業収支が厳しい中、郵便・物流部門では人件費削減が至上命令となり、
配達の現場には“時短ハラスメント”が横行する。

「残業せずに配達を終えろ!」

福岡県筑後地区の郵便局では、昨春着任した幹部が配達員を厳しく指導し、
精神的に追い詰められた配達員の休職や退職が相次ぐ。
定員約35人に対し、多いときで10人ほどが欠員になった。
人員不足から郵便物の遅配が常態化し、苦情も寄せられるようになった。

それでも幹部は
「なんでこんなに時間がかかるんだ」「人事評価を下げるぞ」。
配達員の1人は
「常に余裕がなく、事故を起こさないか心配。
仕事のことを考えると胸が苦しくなる」。

残業の抑制、配達期限の厳守‐。
相反する二つの指示。大阪府の配達員は
「『定時退庁しろ』と言われても郵便物はどんどんたまる。
このままではサービスが低下するだけだ」
と憤る。

・人件費削減のしわ寄せ、立場の弱い個人事業主にも

日本郵便は収益増を図るため、
インターネット通販大手「アマゾン」や
個人間で品物を売買する「メルカリ」の配送を請け負う。

それに伴い、
宅配サービス「ゆうパック」「ゆうメール」の取扱量が増えた。
配達員だけではさばききれず、一部は民間の運送業者に委託され、
さらに個人事業主へと流れる。

3年前、名古屋市の男性(53)はゆうパックの配送業務を孫請けした。
1個当たり160~180円が支払われる契約。
毎日午前6時半から午後10時まで、1日平均100個を配った。

宅配先が不在の場合は何度も通い、
指定の時間に間に合わないと罰金を取られた。
週1、2回は休める契約だったが、休めた日はない。
ミスをすると、局員から
「郵便局の看板を背負っているんだから、間違えるな」
と怒鳴られた。

あまりの過酷さに、1カ月しか持たなかった。男性は
「同業者も次々に辞めている。
このままの環境では配達のなり手がいなくなるのではないか」
と話す。

人件費削減のしわ寄せが、立場の弱い個人事業主をも苦しめる。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190730-00010000-nishinp-bus_all

------

郵便局の過剰なノルマや残業抑制は
ブラック企業のやる事です。
かんぽ生命の件も含めて露呈してます。
十分な人員配置をせず取り扱い量を増やせば
労働時間は増えるのは当たり前です。
人件費抑制などは現場の社員は気にせずに
36協定で認められる残業は堂々としましょう。
無理に配達すれば事故も増えます。

もっと明るみにして。
人が辞め、大きな人出不足に陥っても人員の追加はしない。
しかし郵便には期限がある。配らなくてはならない。
そのシワ寄せは、どこに?
ノルマはかんぽだけではない。
配達員へのノルマも凄すぎる。お中元、お歳暮、その他も当たり前。
素晴らしくブラックだと感じた。

現場を知らない連中が役員になって入ってきたわけですから
経営者は現場に足を運んで
現場の局員達とコミュニケーションを図るべきでしょう。
民営化する前に社内改革ができていなかったという事。
かんぽ生命といいどうなってるのか郵政グループ。

昔の公務員時代なら給料もそこそこで昇給も必ず有るし、
将来の年金の不安も無かったので、
今の様な仕事量でも何とか頑張れると思うけど、
今や民間になり、まして嘱託やパート、
アルバイトさんが配達しているんだと、
今の労働条件と待遇じゃ~やってられないと思いますね。

10年前から同じ様な状況でした。無理な勤務で事故死した同僚もいました。
未来はないと思い私は退職しました。今はさらに酷いのでしょうね。
結局、国鉄をはじめ、ライフラインに関わるものは
国営のままが正しいと思います。
当初は民営化で愛想が良くなったなどの意見が出ますが、
愛想とサービス維持とどちらが大切でしょう。
利益第一だと維持出来ないからこそ国営だったはずですし、
鉄道などは国家戦略上、軍事上でも重要なはずです。
このまま地方の路線は廃線、地方の郵便局は廃止の流れでは
日本はどうなるのでしょう。次は水道です。
地方の衰退は日本の衰退です。食糧も物も作っているのは地方です。
国家という体はお金を動かしている頭部(都市)だけでは存在出来ませんよ。

かんぽといい郵便といい日本郵便はおかしくなっているようだ。
民営化とは利益を上げることだが、
現状の日本郵便は利益を上げる手法ができていないのに、
経営能力がないのを棚に上げて
職員にそのしわ寄せを押し付けているだけだ。

共通テーマ:blog